田端文士村講演会大盛況
先日田端文士村記念館で友人の大貫伸樹先生が講演をした。講演を聴いてからあまりの素晴らしさに気軽に大貫さんだったのが大貫先生と御呼びしたくなってしまいました。偉かったのね〜学者さんだったのねインテリジェンスだったのね〜。とにかく良かったのです。講演が。大ファンになりました。
そもそも田端文士村って何?って思ってました。
田端は昔々明治時代の中頃雑木林や畑だった。上野に今の東京芸大が出来若い芸術家が移り住んで来たのだそうです。
洋画家を中心に多くの画家の交流の場が出来芸術家村になり次に芥川龍之介、萩原朔太郎、菊池寛、堀辰雄など作家もどんどん移って来てまさにハイソサエティタウンになったのだそうです。
今なら六本木ヒルズ族かも
そんな田端で活躍した文化的な方々を紹介する目的で建ったのが田端文士村記念館。そこから講演依頼があったのです。私達の大貫先生に。
大貫さんはブックカバーアーチストとしても装丁史の研究者としても有名でご本も沢山出されています。なんで知り合ったかは長くなるのでまたの機会に
講演テーマは『新聞小説挿絵と石井鶴三/岩田専太郎」でした。
これは終わってますがご参照下さい
●3月6日(日)2:00〜「田端文士村記念館講演会」
●演題—新聞小説挿絵と石井鶴三・岩田専太郎
─初めての挿絵家団体「挿絵倶楽部」と春陽会の仲間たち
●費用=無料
●場所=JR田端駅北口改札から徒歩1分)
http://www.kitabunka.or.jp/kitaku_info/rlink/work-bunsimura
こちらにもっと詳しい内容が盛りだくさん
http://d.hatena.ne.jp/shinju-oonuki/
昔挿絵画家はまだ地位も低く職工さん扱いだった頃今の芸大卒のアーチストだった石井鶴三が挿絵を描き挿絵をアートの地位まで高めてくれたというのが大変素晴らしく岩田専太郎初めの多くの挿絵画家が活躍し今私が所属している日本出版美術家連盟をつくるきっかけとなった出版美術のルーツの講演でした。
たった3行でまとめてはなんですがイラストレーター(挿絵画家)の誇りを感じる事が出来た講演となりました。
大貫先生感謝致します。