星恵美子のお散歩ブログ

京都ゆるゆる鴨川散歩とスケッチクラブ

8年の別居そしていきなりの同居彼女に何があったのか?


先日美大時代の友人にあった。もうかれこれ30年のお付き合いになる年に一回程展覧会を見てご飯を食べたりしながら近況を話したりする中だ。


会った瞬間何かが違うぞと思った。なんか女っぽいえええ〜。若くもなってるそれまでは申し訳ないが年よりズ〜と老けていた。
開口一番『私同居したのよね」なんですと〜。


彼女は美大を出た後フランスに渡り日系の会社で働きながらソルボンヌに通って勉強していたまあ真面目で知的末は外交官妻にでもなるんじゃないかと思っていたがだいたい運命は全く違う路に進むものだ。


海外を金も無くバイトをしながらあちこち旅をしていた今のご主人にであったのだ。頭は悪い野蛮人みたいな人と恋に落ちた。『流されて』の感じだろうか。


そして結婚早かったな〜。
親と同居子供は3人。最初は順調な結婚に思えた。
ご主人の仕事も老舗割烹に入り修行5年で独立神宮前に店をもちバブルにのって店も繁盛していた


そのあたりからのお決まりコース。だいたいちょっと金が儲かると男は変わるまあ天狗になって調子に乗っちゃう。くだらない投資話にだまされる。元々頭が悪いのにワンマン経営。経理をしている彼女の助言も聞かなくなるそのうちギャンブル風俗キャバ嬢浮気まで一直線。


キレるよね。当然別居。それ以来8年間
彼女は黙々と子供3人を育て朝から晩まで働いたホテルの清掃から保険事務今は介護の認定をするケアマネージャー。本当に頭が下がる人ごとですが。


やっと3人の子供達が大学でてそれぞれに就職やっとここまでと思った矢先どうしたのだ?


実は3月に甲状腺の手術をしたのだそうな運が悪ければ死んじゃったかもしれないものだったらしい。病室にお姑女さん義弟がすっとんできて「淳子さん死なないで〜」と叫んでいたとか
ばつの悪いご主人は意地を張ってこなかったらしいがそれがきっかけらしい。


病気も治った数ヶ月後お姑さんがやってきて土下座して涙ながらに馬鹿な息子を許して帰って来てくれと頼まれたそうな80を過ぎたお母さんを不憫だなと思って帰る事になったのだ。


その頃馬鹿な息子は帰ってくる部屋を改築していた
精一杯のウエルカムかもしれないが年とった親を使いにやらせずに自分で一言「すまん」と謝れないものか。


まあともかく8年の別居を解消し同居に至ったいきさつだ
ああ〜残りの人生が幸せになる事を本当に望んでいる
また新たな苦労の旅立ちか人生はわかりません